新華社ローマ発
主要国(G8)環境相会合に参加した中国代表は23日に、中国は引き続き国際協力に参与し、「気候変動に関する国際連合枠組条約」と「京都議定書」の枠組下で、コペンハーゲン会議の成功と気候保護に新たな貢献をするよう努力すると明らかにした。
中国代表団団長、国家発展改革委員会応対気候変化司司長の蘇偉氏はイタリアで開かれたG8環境相会合の席で、気候変動は人類の可能な発展にとって厳しい挑戦であり、国際社会が関心を寄せている焦点だ。中国は極めて気候変動を重要視し、既に気候変動対応策を取り入れ、気候変動に対応するためにたゆまぬ努力と積極的な貢献をした。中国は人類と未来に責任を果たす態度をもって本国の国情を結びつけ、気候変動対応の各項目活動を展開し、気候変動の対応能力を更に増強する予定だと指摘した。
同氏によれば、先進国に蓄積されてしまった歴史的な排出量、当面の1人当たり二酸化炭素の大きな排出量は発展途上国の発展空間を占め、二酸化炭素の排出量を引き下げるには先進国からし始めなければならず、発展途上国の気候変動に適応することを助けることは先進国の回避できない責任と義務であり、先進国は条約に規定された義務を着実に履行し、気候変動の緩和において先行するばかりか、資金、技術と能力建設を提供し、発展途上国、特に未発達国家と小さい島嶼国家の気候変動に適応するよう助力する必要がある。
同氏によれば、発展途上国の気候変動に適応する能力の向上と具体的な適応行動の展開を助けるため、条約枠組の下で気候変動に適応する専門機関を設立し、条約締結国会議の指導下で、気候変動に適応する国際行動の計画、組織、協調、監督と評価を担当する。
気候変動の影響と脆弱性を科学的に評価するもとで、各国を助け、持続可能な発展の要求に相応しい戦略と政策を制定し、条約のもとに新たな適応基金と技術譲渡メカニズムを築き、発展途上国の能力建設と適応行動に新たな、余計な、充分な、予測可能な資金と先進的な応用技術を提供し、発展途上国を気候変動に適応させ、気候変動の対応能力を高め、気候変動による不利な影響を軽減し、持続可能な発展を促進するよう助力すると同氏が明らかにした。
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