新華社ワシントン発
連邦準備理事会、欧州中央銀行、イギリス中央銀行、日本中央銀行、スイス中央銀行は6日に金融市場の信用貸し状況改善を目指して総額がおよそ3000億ドルの通貨スワップ協議を発表した。
五大中央銀行が当日発表した共同コミュニケによると、需要が増加するとその通貨スワップ協議を通して連邦準備理事会に相応のユーロ、円、英ポンド、スイスフランを提供する。五大中央銀行は引き続き協力してグローバル金融市場の安定を目指す。
連邦準備理事会の声明によれば、今回の通貨スワップ協議の総額はおよそ2870億ドルで、連邦準備理事会はドルでその他の中央銀行から通貨準備を購入することができる。具体的に言えば、連邦準備理事会はイギリス中央銀行から300英ポンド(約450億ドルに相当する)の通貨準備を購入し、欧州中央銀行からおよそ800億ユーロ(約1080億ドルに相当)の通貨準備を、日本中央銀行からは約10兆円(約990万億ドル)の通貨準備を、スイス中央銀行からは約400億スイスフラン(約350億ドルに相当)の通貨準備を購入することができる。
通貨スワップとは、市場で違った通過を持つ二つの取引主体が事前約束に基づいて期間はじめに通貨をスワップしてから期末に各自の通貨を取り戻すと同時に相応の利子を支払う市場取引行為のことを指す。金融危機が絶えず悪化するにつれて西洋の中央銀行は通貨スワップ規模を拡大することで金融市場の安定を図っている。
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