新華社ローマ発　

　現地時間午前3時33分、イタリア中部で強震は起こった。現地時間夜8時までに死者が100人を超え、負傷者が 1500人前後に達したことが確認された。また、7万人が家を失った可能性がある。 　

　地震の規模は過去30年で最もひどいものだ。廃墟から死体108体が見つかった。死者人数はさらに増える可能性があるという。 　

　ロシア訪問日程を取り消したベルルスコーニ・イタリア首相は震災現場で目下、4000人前後の救援人員がすでに被災地で救援作業を展開していると説明、ＥＵはイタリアに救済基金を提供することに踏み切ったと述べた。 　

　また、ベルルスコーニ首相は余震や新たな地震がまた起こる可能性があるため、危険を冒して家に留守するにはいかないと市民に注意を与えた。2000張のテントは家を失った者に割り当てられ、1張分は8人〜10人が収容できる。救援作業はさらに展開されていると語った。