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両岸の衛生相が新型インフル防止などを会談・・・中華台北、WHO総会に初出席
2009 -5 - 20 16:00

 第62回WHO・世界保健機関の年次総会に出席した中国の陳竺衛生相は19日、ジュネーブで、オブザーバーとしてこの年次総会に参加した中国台北衛生署の葉金川署長と会談した。

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台湾にある観光スポット

 この中で、双方は新型インフルエンザの感染拡大や食品安全、医療衛生システムの改革などについて意見交換を行った。

 また、双方は、両岸同胞の健康を脅かしている新型インフルエンザの感染拡大を防ぎ、両岸の医療衛生分野での交流を促すため、協力していく意向を示した。

 同総会が18日午前、スイスのジュネーブで開幕した。今総会ではいくつかの公衆衛生に関する問題が討議されることになっている。また中華台北が初めて、オブザーバーとして参加しメディアからの注目を浴びた。

 WHO総会の開催は年に1度。今総会は世界的な範囲で新型インフルエンザが広がっている中で行なわれるため、193の加盟国に対して疫病対策に力を入れるよう呼びかけることが重点になる。

 台湾当局の葉金川衛生署長ら代表団は中華台北(チャイニーズ・タイペイ)の名で、オブザーバーとして初めてWHO総会に出席した。葉金川署長は、「マーガレット・チャン事務局長の招請と出席は非常にうれしく、WHOから新型インフルエンザン関連の情報を得られることを期待している。また大陸部の衛生機関の責任者と自然で良性な交流を繰り広げ、新型インフルエンザの予防や制御について情報や経験を詳しく討議できるよう願っている」と語った。

 海外メディアは、台湾当局のWHO総会参加は台湾海峡両岸の関係にとって非常に重要な進展であり、大陸部の台湾同胞に対する善意と両岸関係の平和的な発展を促す誠意だと伝えた。

 一方、台湾の衛生署(衛生省)は20日、外国人男性1人が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染していることを確認したと発表した。台湾で感染が確認されたのはこれが初めて。 

 それによると、感染者は52歳の医師で、19日に米国から空路で台湾に到着。17日までニューヨークの船上で医療業務に行っていたという。

(編集:章坤良) 

 
 
 

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