アメリカ疾病対策センターは19日、新型インフルエンザの全世界感染者数が1万人を超え、1万216人になったと発表した。感染者の死者は世界で計80人となった。
世界で最も感染者が出ている国は米国、メキシコ、カナダとなり4番目に日本が多い国になっている。日本兵庫県、大阪府などによると、日本国内感染者は19日、両府県で計189人に達した。成田空港の検疫で確認された大阪府の高校生らとの合計は193人。
日本国内の新型インフル感染者は19日、計193人に上がった
これにより、中国の駐大阪総領事館は19日、神戸・大阪での新型インフルエンザ流行を受けて、留学生向けに「留学生はしばらく、帰国しないように」などとする公告を発表した。
また、新型インフルエンザの感染ルートや症状についても詳しく説明し、次の11通りの予防対策を促した。
(1)人の集まる公共の場にはできるだけ行かないこと。
(2)
具体的な状況と必要にあわせてマスクをつけること。
(3)正しい方法で手洗いし、常に手を清潔にしておくこと。目立った汚れがない場合は、アルコールで手を消毒すること。
(4)目、鼻、口を手で触らないようにすること。
(5)くしゃみや咳をする際には口と鼻を覆うこと。
(6)外に痰を吐かないこと。痰を吐く際にはきちんと紙で包み、フタのあるゴミ箱に捨てること。
(7)
呼吸器系感染症の症状や発熱の際にはマスクをつけ、早めに医者にかかること。
(8)インフルエンザの症状が出た場合、学校や勤め先に行かないこと。
(9)旅行中または旅行から帰る途中に発熱やインフルエンザに似た症状が出た場合は、すぐに病院へ行き、医師に旅行の内容を伝えること。
(10) 緊急な状況でない場合は帰国を控えること。
(11)感染の疑いや感染が確認された場合は直ちに領事館に報告すること。
(編集:章坤良 写真:新華社)
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