2009陸家嘴フォーラムが15日午前9時(日本時間同10時)、上海浦東シャングリラ・ホテルで開催された。
会場=上海浦東シャングリラ・ホテルで
同フォーラムは、上海市政府と一行三会(中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、中国保険監督管理委員会)が共催するもので、中国銀行業監督管理委員会主席の劉明康氏と上海市長の韓正氏が順番に当番主席を勤めている。
挨拶する中国共産党中央政治局委員・党上海市委書記の兪正声氏
席上、中国人民銀行の周小川総裁は、世界的な金融危機は主要7カ国(G7)だけでは解決できず、対処の策定で新興国がもっと関与する必要があるとの見解を示した。
基調報告を行う中国人民銀行の周小川総裁
今回のフォーラムでは、全体大会と分科会が用意され、全体大会の討論テーマは主に――中国経済金融情勢と政策、中国金融市場展望、世界経済と金融市場展望、上海国際金融センター――国際金融の新構造の下でのチャンスと挑戦などある。
当番主席を勤める中国銀行業監督管理委員会主席の劉明康氏
フォーラム分科会の主要な討論テーマは、危機後の時期の別種投資、上海台湾金融協力と共栄、科学確信と中小企業発展、産業振興と金融サービス、中国・アメリカ経済と世界経済回復、危機後の新思考、国際通貨システムの変化と人民元の状況、中国資本市場の新チャンス、金融サービスと中国消費市場の発展、危機後の国際金融サービス業などであるという。
生放送する東方ネット
多くのエコノミストは、世界金融センターの構図は今回の危機後に大きく変化し、金融危機が中国にもたらした優位性により、中国の国際金融センターは急速に台頭すると考えている。この挑戦の困難がどうであるかはさておき、上海は疑いもなく中国政府の支持の下で国際金融センターを建設する第一歩を踏み出している。
業界では、中国の「国際金融センター」がどのように台頭するかに焦点が集まっている。一部の専門家は、世界金融危機が西側諸国の金融市場に大打撃を与え、多くの人材を失い、機関は資金不足に陥り、これは中国に貴重な発展のチャンスをもたらしたと考えている。中国はこのチャンスをものにし、市場環境をいち早く改善し、上海の国際金融センター建設を迅速に進めるべきである。
会期は16日まで、約500人が同フォーラムに出席する。
(編集:章坤良 写真:東方ネット)
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