2日の中国新聞社電によると、中国海軍の通常型潜水艦361号ががこのほど、訓練中に機械の故障による事故が発生し、乗組員将兵70人全員が死亡した。事故が起きた場所は東北部の遼東半島と山東半島の間に位置する内長山列島の中国領海内とされている。
中国海軍は原子力潜水艦6隻以外に、通常型潜水艦63隻を持っている。事故に遭った潜水艦361号は、「035型−明」級で、全長76メートル、幅7・6メートル、出力5200馬力。速度は水上で15ノット、水中で18ノット、ディーゼル発電機を用いる。
「035型−明」級潜水艦は、ソ連のロメオ型がモデルで、1974年に初服役し、88年から93年までにモデルチェンジが図られ、合計14隻が作られていた。14隻目は363号、上海浦東造船所で作られていた。
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