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温家宝首相、日本の麻生太郎首相と会談(写真)
2009 -4 - 30 9:15

 中国の温家宝首相は29日、北京で日本の麻生太郎首相と会談した。

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 席上、温首相は「双方の共同努力の下で、両国関係は積極的に発展している。この関係は得がたくて、互いに大切に維持すべきだ。両国の政府と政治家は四つの政治文書の精神を堅持し、歴史に鑑み、未来に向けて、両国関係の改善と発展のために力を尽くしていく必要がある」と述べた。

 また、温首相は「歴史問題は非常に敏感で、国民の感情に関わっている。日本は約束を守り、適切にこの問題を処理することを希望する。中国は日本と共に、青少年交流と民間の友好往来を拡大し、両国国民の相互理解を深めていきたい」と語った。

 これに対して、麻生首相は「日本は大局から出発し、両国関係に残った問題を適切に処理し、双方の政治面の相互信頼を深め、青少年と民間の交流をさらに推進していきたい」と述べた。

 温首相は「国際金融危機の背景の下で、中日両国の協力強化は困難の克服にプラスとなり、この地区の経済成長にもプラスとなる。当面、両国の貿易と相互投資を安定させ、省エネと環境保護などの分野における協力を積極的に推進し、新しい経済成長のルートを見出す必要がある。また、ASEAN諸国との協力を拡大し、中日韓3カ国の協力を充実させ、『チェンマイ・イニシアティブ』とアジア債券市場の建設を推進して、地域の一体化プロセスを推し進めるほか、保護貿易主義に断固として反対し、国際金融の監督管理を強化していく必要がある」と強調した。

 これに対して、麻生首相は「当面の国際金融危機の背景の下で、日中両国は協調を強化し、手を携えて、共にアジアと世界の経済回復のために貢献し、さらに日中戦略互恵関係を充実させていくべきだ」と述べた。

 なお、温首相は東中国海問題における中国の立場と主張を改めて述べた。

(中国国際放送局)

 
 
 

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