NHK取材クルーの音声スタッフ1人が9日、広東省珠海市の金茂酒店で死亡した。「中国新聞網」が伝えた。
関係者によると、NHK取材クルーは珠海市で、ドキュメンタリー番組「日本海軍の告白」の取材撮影活動を行っていた。取材クルー一行の3人は3日午前、中華広播影視交流協会と中国社会科学院現代史研究所の関係スタッフの随行の下、珠海市金湾区三ド鎮で取材撮影活動を行っていた。
8日夜、取材クルーは夕食後、ホテルに帰って休憩していた際、音声スタッフの森山正太さん(31)が、飲酒の上、数日来の業務の疲労から、非常に疲れ果てた様子であることを発見した。三ド鎮当局者および中国社会科学院現代史研究所の随行スタッフは病院での診察を勧めたが、ディレクターの内山拓さんは、たいした問題ではないと判断、病院への搬送を断った。
9日午前8時8分、中華広播影視交流協会の随行スタッフが三ド鎮当局者に電話、森山さんが既に意識不明となっていることを伝え、救急車を手配、同時に警察へ通報した。同8時40分すぎ、急患担当医は森山さんの死亡を確認した。
珠海金湾公安分局の法医学専門家の初歩的な所見によると、森山さんの口と鼻の中から嘔吐物が発見された。死因についてはさらなる調査が進められている。
(編集:章坤良)
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