2009年度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件の署名式が24日午後、江蘇省南京市で行われる予定。
江蘇省外事弁公室亜州処の段海紅・副処長、新沂市人民政府の賈泉涌・副市長、新沂市衛生局の徐偉・局長、新沂市外事弁公室の杭華・副主任及びプロジェクトの関係者と在上海日本国総領事館の川田勉・領事、佐々木明彦・領事らが同署名式に参加する。
(編集:章坤良)
付録:
事業概要
件 名:江蘇省新沂市馬陵山中心衛生院総合棟建設計画
被供与団体:江蘇省新沂市人民政府(署名者:趙立群・市長)
供与金額:85,819米ドル(約58.4万人民元)
概 要:
新沂市は江蘇省北部と山東省南部との境に位置する。主要資源は黄砂であるが、省級貧困県に指定され、同市の経済は立ち遅れていて、医療環境も整っていない。
馬陵山中心衛生院は、1979年に創立された一級甲等病院であるが、現在臨時で診察や予防接種等で使用している病棟の老朽化が進み、危険家屋レベルとなっている。昨今、住民や政府当局の求める医療水準は高まりつつあるが、現在、同院では診察室や病室が不足し、また、建物の構造が診察に適していないことから、十分応えられない状況にある。しかしながら、地方政府の予算が逼迫しており、新たに総合棟を建設することは困難である。
そのため、草の根無償資金協力で、外来部・救急部・入院部・予防接種室・健康教育室・トレーニング室・薬剤室等を備えた総合棟を建設することにより、馬陵山鎮及び周辺の鎮の住民合計約15万5,000人の医療環境の改善を図る。
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