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東京国際アニメフェア、「中国館」オープン(写真)
2009 -3 - 23 9:05

新華社東京特電

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 世界一大規模の東京国際アニメフェアが18日開幕している。700余りのブースのうち、「祥雲」をバックにした「中国館」は目立っている。中国が一つの国として出展したのは初めてで、このフェアで「国家館」が設置されたのも初めてだ。 

 19日午後、「中国館」で「中日企業連携契約式」が行われた。中日両国の10のアニメ企業は8つのプロジェクトについて契約を交わし、契約金額は1億元近くだった。国内で注目の高い『武林外伝』、『秦漢英雄伝』、『風雲決』などの国産アニメについて、ADKなど日本の有名なアニメ企業と国際リリース、ゲームライセンス、海外放送などを契約した。中国側はまた、「中国の日」フォーラムを開催し、日本アニメ業界の専門家を招き、中国アニメ企業の代表らと交流や協力を話し合う。 

 『ドラえもん』などのヒット作を制作したADKの永井秀常務は「わが社は『武林外伝』のアニメとテレビドラマの海外著作権を買い取り、北京聯盟影業公司、北京酷衛視と合弁会社を作っている。なぜかというと、中国アニメ産業の将来性を期待しているからだ。中国は世界アニメ産業の精彩である。今年が日中アニメ連携の初年となり、中日連携のエポックを画するよう願っている」と語った。 

 「中国館」の主催側である文化部市場司の張新建副司長は「アニメ産業は国が支援する中堅産業である。我々は家から出て行き、世界最高峰のアニメをこの目で見、彼らに学びながら、我々の優れた作品を見せる必要がある。中国のアニメ産業はまだ盛んな時期に来ていないが、春が来たと伝えてくれた三月の花のように風に向かって咲き誇っている。中国アニメ産業の春は近づいてきている」と語った。 

 スタートが遅く、企業規模が小さく、リスク抵抗力が弱く、開発人材が足りず、市場が混乱するなどが原因となり、中国アニメ産業は日本あるいは他のアニメ強国と大きな差が付いている。ただ、中国はいま猛追中で、しかも、独自の強みや特色を生かしている。現在、中国は18歳以下の青少年が4億人近くで、4つのアニメチャンネルと34の子供チャンネル、5000余りのアニメ企業、17のアニメ拠点を抱えている。中国アニメ市場規模は1000億元で、しかも、毎年10%以上のペースで成長している。

 
 
 

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