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草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の署名式が江西省南昌市で挙行
2009 -3 - 20 14:20

 2009年度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件の署名式が20日午前安江西省南昌市で行われた。

 江西省外事弁公室の王雨森・副主任、崇仁県人民政府の彭銀貴・県長、瑞金市人民政府の傅春栄・市長及びプロジェクトの関係者と在上海日本国総領事館の石井哲也・首席領事、山本隆裕・副領事らが同署名式に参加した。

(編集:章坤良)

付録

1.「江西省崇仁県河上鎮陳村小学校建設計画」

被供与団体:江西省崇仁県人民政府(署名者:彭銀貴・県長)

供与金額:87,716米ドル(約59.7万人民元)

概 要:

 崇仁県は、江西省の中部に位置し、農業を主産業としており、経済基盤が脆弱で、その中でも河上鎮の平均年収県平均より低いため出稼ぎ労働者も多く、教育環境の整備が必要されている地域が多い。

 陳村小学校は、生徒数233名、1972年に設立された学校であり、現有の70年代に建設されたレンガ造りの校舎は、狭隘でC級危険家屋に指定されている。校舎の老朽化により一部の部屋は倒壊し、使用不可能となっているため、学校の中には使用できる教室が2つしかないため、一つの教室を仕切って3つの教室として使用するほか、周辺民家から借りた部屋を臨時の教室として使用している。また、教師宿舎、事務室及び食堂も老朽化が著しく、関係者の生命・財産の安全が脅かされている。しかしながら、同陳は、旱魃や洪水等の自然災害が多く、経済は脆弱で住民の収入増加も緩慢なため、学校を建設するための資金がない。

 そのため、草の根無償資金協力で、村の中心に新たに鉄筋コンクリート造りの教学棟、総合棟及び食堂を建設することにより、生徒、教師及び関係者の生命・財産の安全を確保し、定員制限等により学習機会を得られなかった子供たちが入学できるようになり、崇仁県の教育環境の改善が図られる。

 

2.「江西省瑞金市黄柏郷直坑小学校総合棟建設計画」

被供与団体:江西省瑞金市人民政府(署名者:傅春栄・市長)

供与金額:87,388米ドル(約59.5万人民元)

概 要:

瑞金市は、江西省の東南部に位置し、東は福建省に隣接している。瑞金市は、1931年当時、中華ソビエト共和国臨時政府の根拠地であり、山地で辺鄙な場所に位置する革命老区であるため、経済基盤が脆弱で、省級の貧困市に指定されている。

 黄柏郷直坑小学校は、生徒376人、1965年に設立された学校で、生徒数が年々増加しており、数年後には約460580人に達すると見込まれている。同校には3棟校舎があるが、1棟を除き、6070年代に建てられて、老朽化が著しい危険家屋に指定されており、生徒、教師及び関係者の生命・財産の安全を脅かしている。

 しかしながら、現在、市の財政収入の65%以上が教育対策に投入されているにもかかわらず、市内の小・中・高等学校のうち半数が危険家屋に指定され、今後予想される生徒数の増加に応えられないおそれがあるなど、現状の教育問題の根本的解決には至っていない。

 そのため、草の根無償資金協力で、新たに鉄筋コンクリート造りの総合棟や外壁・校門・校庭を整備することにより、より多くの生徒が同校で学べるようになり、瑞金市の教育環境の改善が図られる。

                       

 

 
 
 

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