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金融情報空母、浦東・陸家嘴から出航
2009 -5 - 31 17:22
 中国のロイター、ブルームバーグになり、世界に金融界の「ボイス・オブ・シャンハイ」を発信することは、もうはかない夢ではない―。5月15日、中国金融情報タワーが浦東・陸家嘴で着工した。これは、上海の国際金融センターと国際運輸センター建設における重要のインフラのひとつ。

 上海は、世界金融市場が集中する都市のひとつとして、すでに900社近くの各種類の金融機関を集めており、外資系法人銀行、外資系法人財産保険会社、合弁基金管理会社のいずれも、量で全国の半分以上を占めた。

 一方、上海の金融「ソフト環境」はまだ国際金融センター建設に足りないのが現状。金融情報サービスで言えば、国際有名な金融情報サービス機関のロイターとブルームバーグとは比べ物ならない。トムソン・ロイターはすでに世界経済と専門情報産業のトップになり、世界市場の34%を占めている。ライバルのブルームバーグも33%で第二位を、ニューズ・コーポレーション参加のダウ・ジョーンズは4%を占めている。

 黄浦江のほとりに立つ中国金融情報タワーは新華社と上海市政府が戦略連携覚書に基づき、新華社中国経済情報社と浦東陸家嘴コーポレーションが共同建設。竣工後、同時に3000人を受け入れられ、新華社金融情報プラットホーム上海本部の事務所と運営・技術センターになる。

 新華社はすでに金融情報プラットホームを、上海証券取引所で情報収集拠点を設置している。これからは地元の先物取引所、黄金取引所と外貨取引センターにも設置し、リアルタイムで金融情報を報道する。

(上海・浦東  編集:QJ)

 

 
 
 

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