上海市長の韓正氏が27日、興国賓館でシンガポール内閣顧問相のリー・クアンユー氏と会見し、ゲストの来訪に歓迎の意を表した。　

　韓氏はまず、中国とシンガポールが協力して建設した蘇州工業エリア開発建設15周年を祝賀した。蘇州工業エリアの開発・建設の中での、さまざまな成功経験は上海にとって参考にする価値がある。中国とシンガポールは、各領域で親密な協力があり、上海は前世紀の90年代初めから、シンガポールの都市建設・管理などにおける成功経験を参考にした。多くのシンガポール企業も上海で順調に投資・発展してきた。上海は現在、中央の指導通りに積極的な措置を採って、世界経済金融危機を対応し、同時にチャンスを捉え、経済構造の調整を加速させ、次の発展のためにしっかり準備していると語った。またリー氏が来年の上海万博に参加するよう熱心に招待した。　

　リー氏は、現在の国際経済金融危機への上海の対応措置に賞賛の意を表し、シンガポールの危機対応のやり方を紹介し、特に人材の育成と準備計画を詳細に紹介した。危機にはチャンスがあり、経済が不景気になればなるほど、人材教育への投入は無視できない。人材は、必ずこれからの経済蘇生と成長時期に重要な役を発揮するものであると述べた。自分は、来年必ず上海に来て万博に参加し、これからもシンガポールは中国2010年上海万博を支援し、積極的に参加すると語った。　

　党上海市委副書記・中国浦東幹部学院第一副院長の殷一サイ氏も27日、中国浦東幹部学院でリー氏一行と会見したという。

（編集　王ロヨウ）