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中国、上海で多種災害早期警戒システムづくりを模索
2009 -5 - 27 9:16

新華社上海発

 中国気象局の鄭国光局長は25日、上海で新華社の独占取材に応え、中国気象局と上海市政府から合同支援を受けている部・市連携プロジェクトと世界気象機関の国際モデルプロジェクトとして、上海の多種災害早期警戒システムづくりは、気象災害とそれによる二次災害の警報においてユニークな役割を果たし、とくに多官庁、多部門の連動を促すと期待を示した。  

 都市・社会経済発展につれ、二次災害を引き起こしやすい気象災害は多くなる。大風などは、都市で広告掲示板の倒壊や送電線の短絡、通信システムの麻痺などを招きやすい。気象部門は、即時かつ正確に予報・警報を伝えるのみならず、多官庁、多部門を連動させ、都市部災害対策部門の役割を果たす。  

 上海の多種災害早期警戒システムづくりは、中国気象局と上海市政府で実行され、総合的、多官庁連動、多部門対処と対処一体化という早期警戒路線を示す。プロジェクトは技術と管理の建設があり、技術面には、早期発見プラットホーム、予報・早期警戒情報制作プラットホーム、早期警戒連動サポートプラットホーム、早期警戒情報発表プラットホーム、多種災害データベースと18の関連システムの建設があり、管理面には、多官庁連動メカニズム、多種災害早期警戒発表と対策基準、コミュニティ安全計画づくりがあり、早期に災害の芽を発見し、早期に警戒し、早期に発表して、官庁間で早く交流し、交渉し、連動するようにする。このシステムは、2010年上海万博に使われ、国内外でモデルの効果を見せる。

 早期警戒システムは、災害対策を前向きに移し、対策を備えておく。その中の官庁連動は中核だ。早期警戒システムは、都市安全にかかわる肝要な施設に装備され、気象警報担当あるいは気象台を設置し、多官庁、多業種の標準化早期警戒連動能力を強化、水防、食品・医薬品監督管理などの部門は気象部門と、台風、豪雨、細菌学的食品中毒など都市災害について標準化の応急連動メカニズムを構築し、全市の区、県をカバーする都市ネットワーク化管理システムにより、早期警戒情報の全適用と末端連動能力を実現、各クラス政府に災害対策サポートを提供する。安全コミュニティシステムづくりを通じて、基本的な社会単位の災害対処能力を高め、官民提携で人々の災害意識を高めその知識を身につけさせ、災害早期警戒を「農村、コミュニティ、企業、学校にまで敷く」。

 
 
 

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