「現在、IMF(国際通貨基金)には24の議席があり、その中の10議席はヨーロッパの国々である。IMFでは、ベルギーとオランダの実力の合計が、中国を超えているが、これは想像しがたいことである。」と、IMF日本地区執行主任の小手川大助氏が、11日に開かれた「上海フォーラム2009」で講演をした際、語った。今回の世界金融危機に直面し、IMFは2011年に各国の議席を調整することを考えている。「中国のIMFでの地位を強化するためには、ヨーロッパの支持を得ることが一番大事なことである。」と同氏は述べた。
小手川氏と同様に、11日、アメリカ、ヨーロッパなど各国からの政治スタッフと専門学者たちは、中国の将来に展望があり、中国が新興経済としての効用をさらに発揮することを望んでいる。一方、会議に参加した多くの中国学者は、世界金融危機が引き続き拡大しているという背景において、中国は積極的に国際金融秩序再建に参加し、金融システム改革を深化させ、金融革新の速度をアップさせらなければならない、と明確に意識したという。
(編集 王ロヨウ)
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