上海万博事務協調局副局長の朱咏雷氏は日本の読売新聞記者・若山樹一郎氏の取材を受けた。
日本の読売新聞記者・若山樹一郎氏(中)は万博企画庁展示ホールで、中国と万博の歴史を理解。
上海万博事務協調局副局長の朱咏雷氏は4日午後、上海万博の準備情況について、日本の読売新聞記者・若山樹一郎氏の取材を受けた。
取材で、若山氏は万博テーマの決定、会場の開催場所選定、交通計画、立退き、万博の予算と後続利用などの問題を詳しく聞いた。
組織側が各出展国に何を期待するかと聞かれた際、朱は「各出展国は高品質のパビリオンと素晴らしい展示内容を提供し、『より良い都市、より良い生活』という万博テーマを表現するよう期待する。現在、組織者の任務は、良いサービスを提供することだ。日本のような先進国に対し、我々の主要な任務は出展国の活動と合わせることだ。発展途上国に対しは、より良い援助を提供することだ。1億ドルの援助基金を発展途上国のために用いる。2010年万博は初めて発展途上国で開催される。組織側として、発展途上国の参加を非常に重視し、展示も素晴らしいものにしてほしい」と述べた。
朱氏によると、中国は日本に期待している。日本は万博開催の豊かな経験を持つ。日本の万博専門家と役員は、組織者に役立っており、日本の国会議員も上海万博をとてもサポートしくれている。日本館は最も素晴らしいパビリオンになってほしい。日本人記者や政府関係者から、万博局はどんな日本館を期待しているかという質問をよく聞くが、個人の考えとしては、まず民族的特色があり、展示手段においてもハイテクを用いるべきだ。また、日本企業は中国で大きなシェアを占めており、日本の企業館建設を期待している。
最後に、朱氏は若山氏に対し、「ベストシティー実践区」と「オンライン万博」という上海万博の二大オリジナルについて説明し、日本の積極的参加を望んだ。
(編集:曹 俊)
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