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万博への歩み 上海万博浙江宣伝ウイークの記録
2007 -10 - 31 16:57

   2010年5月、「世界三大イベント」の一つに数えられる世界博覧会が、大々的に上海で行われる。万博の歴史はオリンピックの歴史より45年も長い国際的な展覧会であることを、どのくらいの人が知っているだろうか?先週の上海万博浙江宣伝ウイークの活動の中で、杭州の人々が万博に対し、「ゼロ距離」の歩みを見せた。

  25日、上海を以外のその他の地域で最初の万博カウントダウンが武林広場で開かれた。浙江省副省長の鐘山氏、上海市政府副秘書長上海万博事務強調局局長の洪浩氏、浙江市人大常委会副主任の張鳴放氏、浙江市政協副主席の?国慶氏らがカウントダウン式に参加し、上海万博浙江宣伝ウイークと「万博に向かう」展覧の開幕宣言を行った。副市長である張建庭氏は、杭州の万博作業への取り組みを紹介し、市民らに万博との距離がすぐ間近に迫っていることを感じさせた。代表らはカウントダウンの前に記念撮影を行い、万博関連の情報を集めた。

  「万博に向かう」の浙江巡回展の参観は、杭州の市民と万博との真の「ゼロ距離」の歩みを示すものとなった。先週、北山路上の万博博物館内で大勢の人々が集る中、「万博に向かう」浙江巡回展が開催され、市民らに対し万博の今昔と将来の様子を示した。館内には、150年以上の世界博覧会の歴史や、中国と万博とを繋ぐ2本の脈絡からは、200以上の写真や展示品、また1851年から2005年に至るまで開催された各種の万博の模様をうかがうことができた。2010年上海万博会場の企画、参加国の状況、展示館設計構成、展示サービスの状況、展覧の企画、準備のプロセスなどの情報が、それぞれの作業過程順の形式に沿って明確に並べられていた。また第1ホールでは、多くの観光客らが世界各国の国旗のパネルの前で記念写真を撮るなどし、展示された国旗は174の国と国際組織の上海万博への参加を示すものである。  

  万博は上海で挙行されるが、杭州もまた中国と万博を繋ぐ歴史的根源の都市である。今回の展示会の中で、多くの杭州と万博の繋がりに関することが取り上げられ、杭州の参観者に対し、改めて故郷の素晴らしさを感じさせた。現在、2007杭州西湖万博が繰り広げられている。しかし、僅かな人しか知っていないが、1929年に杭州で行われた第一回西湖万博は、1926年にアメリカペンシルバニア州で開催された万博の影響を受けて開催されたものである。このことを知った80歳になる王?琳さんは深く感動したと語った。

  2010年上海万博浙江宣伝ウイークの重要な活動の一環である「万博に向かう」の講座は、多くの杭州市民の注目を集めた。26日に杭州市で集まった各業界の計300人以上の人々は、上海万博事務協調局副局長である黄耀誠氏による『中国のチャンス、世界のイベント』の報告を視聴した。黄氏は上海万博の始動、準備、企画の全プロセスに参加しており、悠々たる演説は、中国の万博かつ揚子江デルタ地帯の意義を理解させられるものであったと同時に、万博に対する熱い思いも感じられた。また「万博のチケットはどの程度必要か?」「展示館はどこにあるか、現在の建設情況は?」「万博への参加申し込み方法は?」などについての問題が報告会の最後に述べられた。今年浙江大学に合格したばかりの呉剛さんは、胸を弾ませながら、「2010年の上海万博にはボランティアの一人として万博との触れ合いを体験し、初の世界三大イベントの目撃者になる」と語った。    

(実習編集;呉 恵伊)

 
 
 

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