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「万博に向かう」大型巡回展は南京に進み、呉建民氏が江蘇の人々と万博で交流(写真)
2007 -9 - 17 13:23

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国際展覧局議長、中国外交学院院長の呉建民氏

  16日付万博ウエブサイトによると、16日午後、国際展覧局議長、中国外交学院院長の呉建民氏が南京図書館報告庁で「中国のチャンス 世界のイベント」と題して講演した。大勢の南京市民が集まり、500人以上収容できる報告庁に空席はなくなった。「万博のチャンスを掴まえためには、まず万博を良く知ることは必要だ。今回の万博巡回展はまさに良いチャンスであり、市民を万博に向かわせ、良く知ってもらうべきである」と、呉氏は述べた。

  かつて多くの国の大使を担当したことがある外交家は歴史を眺め、古典を引用しながら、聴衆にこれまで万博が経験した変革と発展を紹介した。「第2次世界大戦が終わってから、万博は完全に新しい時代に入った。2010年万博はもう一つの新しい時代の開始である。近年の発展途上国の飛躍は、世界が新しい方向に発展しつつあることを予想しており、万博もより多くの発展途上国に注目し、進むのである」と、同氏は述べた。

  自分は若い時に南京で7年間暮らしていたことがあるので、南京に特別な感情を持っている、と呉氏は誇らしそうに述べた。今回、南京の天地を覆すような変化を見て、とても喜ばしい。しかしながら、都市の発展の中でよく出る問題は、南京にもある。万博は三つの特徴があるーー文明性、全国性および世界性。その中で、文明性は万博が提起している人類発展の中の各種問題に表現される。人間のコミュニケーションを通じ、共にこれらの問題を解決する。上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」であり、非常に素晴らしい課題である、と呉氏は紹介した。

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上海万博事務調和局副局長黄耀誠氏は講座を司会 

   2時間の講演中、会場全体はみな呉氏の上品な仕草、豊富な履歴および幅広い知識に感心し、我先に呉氏とコミュニケーションしようとした。南京市民は江蘇省がどのように万博に参加するのかに、かなり関心をもっているようである。次々に上海万博で、江蘇がどんな万博のチャンスを享受できるかを問い合わせた。万博は南京、揚子江デルタひいては全中国の機会である。万博の期間、江蘇省は基本的の展示活動に加わることができるだけでなく、大きな文化ある省として、万博期間中開催される各種文化芸能にも参加できる。このような深い文化影響の作用は軽視してはいけない。上海万博は、上海の近くの都市にある人の流れや観光業や商業などにももたらすチャンスも、疑いのない事実である。コミュニケーションの拠点、展示の窓として、万博は世界各地の人々に南京、江蘇、ひいては中国のことをより良く知ってもらえる、と呉氏は語った。南京の大学生と企業も先を争い、質問を出し、上海万博参加への願いを表したという。

   講演は午後4時に終わり、聴衆たちは鳴りやまない拍手で呉氏の素晴らしいスピーチに感謝の意を表した。「今日は50人以上のクラスメートと一緒に講演を聞きに来た」と南京理工大学化学工業学院環境プロジェクト学院の張麗麗君は話していた。呉院長の素晴らしい講演に耳を傾け、万博に熱情を抱くようになった。張君は2010年に上海で大学院に入学し、上海万博のボランテイアをやり、自ら万博に参加すると語った。

(実習編集 孫文)

 
 
 

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