上海市政府が出資し、上海市西フェリー造船所が受注した22隻の万博新型フェリー4隻が、28日から上海市の二つのフェリー航路で試運航を始める。上海市民は、万博の快適な、便利な水上交通建設の成果を体験することができる。
中国2010年上海万博新型フェリーの試運航式が27日午後、万博エリアにあるL4フェリー埠頭で行われた。万博の水上交通建設の重点が前期の基礎施設建設から水上交通試運航の階段に変わることを示している。万博エリア内の各項目の建設の中で、一番早い試運航となった。
上海市建設交通委員会副主任・上海万博局副局長の黄健之氏、上海万博局長特別代理の張蘊傑氏、上海市交通港口局副局長の朱建華氏、上海市海事局副局長の洪沖氏らが式に出席した。上海万博局と上海船舶検査処、上海交運(集団)、上海市国家発展開発改革委員会、上海市建設交通管理委員会などの企業団体の責任者も式に出席した。
黄氏は式で、フェリー会社副総マネージャの王竜勝氏に万博新型フェリーの鍵を渡し、交運(集団)社長の郭大成氏と万博フェリー1号を除幕した。水上交通業管理部門の責任者が、フェリー会社に船籍、船検査と船舶運営の証書を手渡した。
万博期間に、22隻の新型フェリーは万博エリア内の六つの埠頭と五つの航路で運航する。毎日20万人以上の見物客を乗せる任務を担当する。ラッシュアワーの利用客数は、延べ2万人から3万人と予測されている。同時に、新型フェリーは万博エリア外の水上交通任務も担当する。
万博運営期間の安全のために、船員たちは船舶の機能を良く知り、設備になじむことも必要である。市民に万博の水上交通成果を体験させるため、国慶節の間、第1陣の4隻の万博新型フェリーは二つの航路に登場する予定である。
万博の閉幕後、22隻の新型フェリーは現有の一部のフェリーと交代し、往復する乗客にサービスを提供し、フェリーのイメージをアップさせ、「より良い都市、より良い生活」という万博テーマを体現するという。
開幕式現場
客船のかぎを渡した
社会各界の人々が出席した
コックピット
付録:
新型フェリーの紹介上海市西フェリー造船所で作られた22隻の万博新型フェリーは、外観のデザインと動力設備では海外の遊覧船に倣い、簡潔?明快で、動力が強いのも特色の一つである。船舶の長さは26.8メートル、幅9.6メートル、高さ2.4メートルであり、500人を収容できる。新型フェリーは快適さ、視野の広さを大切にしている。22隻の万博フェリーの中で、16隻はエアコンが付いており、データ多重放送システムもあり、万博の観光客に完璧な乗車環境を提供する。その他、新型フェリーは安全、環境保護、省エネまでも考え、船舶の全体の配置、安全性能、省エネと環境保護などの面でも機能アップしている。
(編集:尹如奕)
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