２０１０年上海万博国内展示参加動員会議が２５日上海で挙行された。博覧会組織委員会構成員機構、国内各省区市と一部の国有大型主要企業の責任者らが会議に参加した。会議に出席した各省市の代表らと国有主要企業責任者は、次々に万博の開催は国家行事であり、万博を成功させることは上海の責任であり、国の責任であると語った。中国３１の省区市が積極的に博覧会に参加し、万博の舞台を通じて、より全面的かつ立体的に全国各地での各民族の多種多彩な文化、特色ある文明と最新の発展の成果をもって、世界に対し中国への理解をより深めるため、共同して素晴らしい中国館を作ろうと呼びかけた。

  　同日午後、世界博覧会組織委員会構成員機構、国内各省区市と一部の国有大型主要企業責任者らによる万博エリアの実地視察が行われ、万博ビルの１階にある博覧会企画展示ホールで、各省区市の指導者らが興味津々と万博エリア計画を参観し、同時に中国館の建設情況を詳しく尋ねた。雲南省人民政府副省長である劉平氏は、かつて１９９９年に雲南省昆明で行われた世界園芸万博では、９５の国家と国際組織が展示参加し、全国３１の省、区、市及び香港、マカオ、台湾の民間組織が屋内での出展と屋外でのガーデン作りに参加した。万博を成功させるためにはよいテーマが必要であり、より一層各省区市・社会の各界による絶大な支持が必要不可欠であると述べた。

   ９９年に開かれた昆明園芸万博は、全国各省区市と香港、マカオ、台湾民間組織共同構築による、中国各地の造園各派が集った特色のある大観園となった。上海市も都市の風格を備えた「明珠院」を設計し、万博に彩を添えた。劉氏は、１日も速く雲南省が２０１０年上海万博指導組織機構の一つとなり、全面的に展示参加の準備?実行作業を展開できるよう努めると述べ、また雲南の展示館は雲南独自の鮮やかで美しい自然風景や多彩に富んだ民族文化を生かし、「より良い都市、よりよい生活」のテーマに沿ったものとする、と語った。　　

  また上海の隣接省である浙江省は、２０１０年上海万博に対し、省内においての重要な役割を担っており、上海万博に参加する各項目ごとの作業も着実に展開されている。浙江省常務副省長である陳敏尓氏は、今年８月に、浙江省は１４の省級部門と杭州市によって組織された上海万博参加組織委員会を設立し、上海において特定なテーマに沿った視察を行い、２０１０年上海万博に関連した情況を学び、その上で「上海万博浙江宣伝ウイーク」などの活動を実施し疎通を図ったと述べた。　

   万博企画展示広間での参観のあと、会議に出席した代表らは、万博ビルの屋上から建設中の万博エリアを眺め、素晴らしい建設情況に代表らは言葉を失った。遼寧省常務副省長である許衛国氏は、瀋陽は２００６年園芸博覧会の挙行を通して豊かな都市精神を育成し、加速発展の強大な動力と貴重な財産となった。遼寧は上海万博の各項目の活動に対し支持と参与を積極的に行い、全力で準備・実施作業をサポートすると述べた。 　

   ２０１０年上海万博の世界協力パートナーの一員である中国移動通信グループ会社副社長の沙躍家氏は、会議の中で世界博覧会の開催は企業の総合的な実力と社会的影響力を向上させ、企業においての社会的責任とイメージの展示を実践することによって、歴史的なチャンスを提供したと述べ、また中国移動通信は万博エリアの企業館において、中国での情報通信技術応用分野の最新成果や、中国企業の実力と状況を世界に向けて展示すると語った。

（実習編集：呉　恵伊））