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中国 初の司法改革白書を発表
2012年 10月 9日16:32 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京10月9日】国務院報道弁公室は9日、「中国の司法改革」白書を発表した。これは中国の司法改革に関する初の包括的な白書である。

 この約18000字の白書は中国司法改革の基本状況や主な成果を始めて国内外に体系的に紹介し、公平性や正義、人権の維持に中国が力を入れる姿勢と決意を表している。

 白書は「改革開放以来、経済が迅速な成長を遂げるに連れ、司法は新たな課題にさらされている。これに対して、現行の司法体制と作業するメカニズムが対応できない問題が目立ち、整備が求められている。ここ数年、司法の公正を目標として、司法能力を最適化するための構成や人権保護の強化、司法のレベルアップ、国民重視により、体制と実務の改革を着実に推し進めてきた。司法制度の更なる整備、民主的な司法の拡大、司法公開への取り組み、司法公正の保障によって、経済発展と調和の取れた社会のために、力強い司法保障を提供している」としている。

 司法改革の目標について「人民法院(裁判所)、人民検察院(検察機関)が、法に基づき、独立して審判権と検察権を公正に行使することを保障する。また、公正で効果的、かつ権威のある社会主義司法制度を整備して、国民に正当な権利や利益、社会の公平と正義、国家の長期的な安定の維持に、力強く、信頼性の高い司法保障を提供していく」と表明した。

 また、白書で司法改革について、「これは政治体制改革の重要な構成部分である。中国の特色ある社会主義司法制度の整備と発展は、長期的で難しい任務である。これは社会経済の発展につれて、絶えず深化していくだろう」と強調した。

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