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中国の艦載戦闘機「殲15」が発艦テストを完了(写真)
2011年 12月 3日13:25 / 提供:人民網日本語版

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ネット上に流れている「殲15」とされる写真

 中国の独自開発した「殲15」型艦載戦闘機がすでに昨年、地上でのスキージャンプ発艦シミュレーションを完了していたことを、消息筋がこのほど明らかにした。教練-9型「山鷹」練習機もシミュレーションを完了。同機は離陸過程で危うい場面があったが、後席のパイロットが迅速に対応して事故を免れた。殲15がスキージャンプ発艦を完了していたことを外部が知ったのは今回が初めて。ロシアのウェブサイトの記事を環球時報が転載した。

 同サイトによると、殲15は離陸後、通常の訓練飛行も行った。殲15がスキージャンプ発艦能力を備えていることは、中国海軍にとって「スホイ33」模造計画の成功を意味する。第1次テストの殲15にはロシア製AL-31Fエンジンが搭載されたが、第2次テストでは中国製WS10Aエンジンが搭載された。だがWS10Aエンジンを搭載した機体でもスキージャンプ発艦のテストを行ったかどうかは定かでない。殲15は現在飛行テストを繰り返しており、2012年前後に全てのテストを終える予定だ。

「漢和亜洲防務」誌は少し前に撮影された衛星写真を分析した結果、少なくとも2010年8月6日までは実験場に艦載機着艦に必要な機体制動装置は確認されておらず、ロシア側が同システムを中国側に提供していないとの情報を裏付けるものとして、殲15が現在通常方式の着陸しかできない可能性を指摘している。(