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中国、南海での建設で「米側の考えは臆断」
2015年 5月 22日9:32 / 提供:中国国際放送局
 中国外務省の洪磊報道官は21日、北京での定例記者会見で「中国の南海での建設に関するアメリカ側の考えは臆断である。アメリカには、主権争いにおいて特定の立場を取らないという約束を守り、無責任な言論をしないよう望む」と述べた。

 アメリカのブリンケン国務副長官は20日、インドネシアでの会議で「中国が南海で進めている埋め立てなどの行動は地域情勢の緊張や不安定、さらには衝突を引き起こすことになる。アメリカは南海の主権問題においては立場を取らないが、武力または威嚇によって主権を主張することには強く反対する」と強調した。

 これに対し、洪報道官は「関係の言論は争議の解決に役立たず、この地域にある各国間の相互信頼と南海の平和、安定の確保にも不利だ。一部の国が新たな挑発行為に乗り出すのを助長していくだけだ」と批判した。

 そのうえで、「中国は主権範囲内で建設を行なっている。その目的は主に南海の海上での救助や防災、航行安全などをサポートし、中国の国際的責任と義務をより良く履行することにある。それは平和的で公益的なことであり、非の打ち所がない」と指摘した。

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