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第3回日本香港国際音楽コンクール、300人が参加
2014年 8月 5日13:13 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 第3回日本香港国際音楽コンクール授賞式(プロフェッショナル カテゴリー)が7月29日、香港島銅羅湾の香港日本人倶楽部で行われました。昨年同様300人を超える若者が中国大陸、香港、台湾、日本、マレーシア、シンガポールなどアジア全域から参加し、その技を競いました。

 審査にあたり、東京音楽大学の武田真理教授、シンガポール交響楽団の指揮者Joshua Tan氏など、アジア各地から著名な音楽家が香港を訪れました。

 授賞式の主賓である野田仁在香港日本国総領事は、同コンクールと提携関係にある大阪国際音楽コンクールへの参加など、入賞者の日本での更なる活躍を期待し激励の言葉をかけました。審査委員長を務めた九州交響楽団、コンサートマスターの近藤薫氏は「コンクールのレベルが、年々目に見えて上がっていることに驚きと喜びを禁じ得ない。若い受賞者たちに一層のたゆまぬ努力と技術だけに偏らない真の音楽性の涵養を目指して欲しい」と授賞式の挨拶で話しています。

 なお、国際的な音楽キャリアの第一歩となる、上記の「プロフェッショナル カテゴリー」に対し、参加者の約半数は、受験者間で競う相対評価ではなく絶対評価で審査される「ヤング アーティスト カテゴリー」にエントリーしています。関係筋はプロフェッショナル カテゴリーの顕著な水準上昇に加え、「ヤング アーティスト カテゴリー」の参加者が増加傾向にあることは、同コンクールの理想、目標が一般に浸透しつつあることを示しているという見方を示しています。

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