20日、「微信(WeChat)のプロフィール画像から性格を診断」と題する文章がネット上に広まった。この文章は様々な微信のプロフィール画像を例に出して分析を行っており、「プロフィール画像からその人の性格が分かる」としている。中国吉林網が伝えた。
同文章の分析は次の通り。
(1)加工されていない本人の顔写真、普段の写真
自分の外見に比較的自信があり、ネット上でも現実の生活でもほとんど違いがなく、心にやましい秘密などを隠していない。
(2)フォトショップで加工した写真、芸術写真
ほとんどがナルシスト。自分の写真を美女・イケメンに加工することで、より多くの注目を集めたいと感じている。
(3)恋人との写真や、愛をテーマにした写真
間違いなく燃えるような恋愛の最中。自分を見失うほど恋愛に熱中し、抜け出せなくなっている。
(4)子供の写真
赤ちゃんの写真をプロフィール画像にしている人は、ほとんどがママになったばかりの人で、幸せや喜びを隠しきれない。おしゃれで若い親が多い。子供が7、8歳になってもまだ子供の写真を使っている人は、子供を唯一の望みとしている人が多い。
(5)芸能人の写真
精神年齢が若い人。情熱にあふれてはいるものの、理性的でなく、感情の起伏が激しい。中高生に多い。
(6)動物の写真
ブタ、イヌ、ネコなど動物の写真をプロフィール画像にしている人は「LOHAS派」が多い。愛情深く、生活の中で楽しみを見つけることができる。
(7)漫画のキャラやシーン
いつまでも純粋な心を持ち続けたいと思っている人。生活があまり複雑になるのを嫌い、理想主義者が多い。想像力・創造力に富み、考え方が開けている。
(8)証明書の顔写真
大雑把な性格の男性が多い。明確な観点や目標もなく、行き当たりばったりで、男尊女卑の考え方を持つ人が多い。
▽専門家は信憑性を否定
微信のプロフィール画像は本当に性格を表しているのだろうか?吉林省陽光心理援助センターの格林先生は、次のように述べた。
このような分析は一面的なもの。1つのプロフィール画像から人を判断すると、誤解を招きやすい。人は誰しも新しい物好きで、プロフィール画像も仕事や気持ちの変化に伴い変化するものだ。
プロフィール画像はその人の全てを反映しているわけではなく、これは個性としか言いようがない。例えば芸術写真をプロフィール画像にしている人は、普通の写真では満足できないだけかもしれないし、他人の注目を集めたい人もいるだろう。プロフィール画像はその人のある時期の状態を反映するものでしかなく、プロフィール画像から性格を診断するという考え方は間違っている。