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中国政府、西部地区に7200トンの牛肉と羊肉を調達
2014年 1月 3日13:15 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国商務省が2日に発表したところによると、春節期間中の市場供給を保証するために、この日から西部地区に7200トンの牛肉と羊肉を調達するということだ。

 それによると、これらの肉は牛肉と羊肉を主な肉食としている回族などの少数民族が暮らす甘粛省、寧夏回族自治区、内蒙古自治区、青海、新疆ウイグル自治区とチベットの6つの省と自治区に運ばれる。

 中国最大の伝統的な祝日である春節まであと1ヶ月足らずとなったが、春節が近づくにつれ西部地区の牛肉と羊肉の価格は上昇しはじめている。商務省のデータによれば、2013年12月末、西部地区の牛肉と羊肉の卸値は12月の初めに比べそれぞれ0.9%と1.4%値上がりし、また去年同期比ではそれぞれ13.2%と12.5%値上がりしたことが分かった。

 春節期間に少数民族の人々に安全で低価格な肉を提供するため政府側はこれらの地区に中央備蓄の肉を調達した。

 商務省の責任者は「食品の多元化に伴い、牛肉と羊肉はますます多くの中国人が好むようになっている。しかし、現在中国の生産規模はそれほど大きくなく、基礎が整っていないことから、急速に増加する消費ニーズをなかなか満たすことができない」と指摘した。

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