Home > ニュース > 社会  >  深センに来年「赤ちゃんポスト」、育児放棄助長と批判も
深センに来年「赤ちゃんポスト」、育児放棄助長と批判も
2013年 11月 28日10:01 / 提供:新華網日本語

 2013年11月25日、南方都市報によると、中国広東省深セン市は来年、さまざまな事情で養育できない新生児を預かる「赤ちゃんポスト」を設置する。

 深セン福利センターはこのほど、来年初めに最初の「赤ちゃんポスト」を設置すると発表した。「赤ちゃんポスト」には、保温設備、換気扇、シーツなどが完備され、内部は適度な湿度と温度が保たれるという。預けに来た人が中に赤ちゃんを入れてボタンを押すと、数分後に関係者が来てセンターに送り届けるという。

 同センター関係者によると、深センでは昨年1年間に赤ちゃん92人がセンターで保護された。大部分は病院や派出所から送られてきたという。中にはゴミ箱に放置されたり、公園に置き去りにされて凍死したケースもあった。

 「赤ちゃんポスト」については「捨て子や育児放棄を助長するのではないか」と批判の声もある。しかし、2年前に中国で初めて設置された河北省石家庄市では、受け入れ開始以降預けられる子供の数は横ばいという。

関連記事