英国では寿司産業が毎年、5600万ポンド（約80億800万円）を超える売り上げを記録している。寿司は一般的にヘルシーフードとされており、人気の理由となっている。しかし英国のある栄養学者は著書の中で、「寿司はそれほどヘルシーではない。寿司に含まれるカロリーは、マクドナルドのビックマックやフライドポテトを上回るほどだ」と指摘した。

　英デイリー・テレグラフ紙は11日、「日本の寿司は英国で人気が高く、過去2年間で販売量が88％増加した」と伝えた。欧米のセレブたちも、寿司を好んで食している。しかし英国の栄養学者は著書の中で、「あっさりした寿司定食により、カロリーと炭水化物を過度に摂取する可能性がある。典型的な巻き寿司は290−350キロカロリーに達し、炭水化物は2.5-4切れの食パンに相当する。一つのカリフォルニア?ロールを食べることは、二切れのサンドイッチ、一つのアボカド、少量の野菜を摂取することになる。寿司定食にはこのような巻き寿司が2−3つ含まれるため、カロリーは1050キロカロリーに達し、ビッグマック（576キロカロリー）を大きく上回ることになる」と分析した。 　

　欧米風にアレンジされた寿司には、チーズやマヨネーズといった高脂肪食品が用いられることがよくあり、寿司のカロリーを高めている。