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科学普及:冬季濃霧発生時の健康保持
2013年 1月 15日15:28 / 提供:新華網日本語

  冬季濃霧発生時の健康保持は現在市民が最も関心を寄せている話題だ。専門家によると、このような天候時は屋外での活動をできるだけ減らし、水分を多く摂り、適切に食事を調節するべきで、食事は淡白なものにするのが良いとのことだ。

 近日、中国の一部地区で連続して濃霧が発生している。多くの人がこのような天候は呼吸器系統にダメージを与えるのではないかと心配している。専門家によると、冬季は適切に食事を調節することで、肺を浄化し、潤し、保養する効果が見込めるという。

 臨床医学研究の示すところによると、呼吸器感染を繰り返す人の約七割は血清中のビタミンAの水準が正常値より低いと言う。ビタミンAが欠乏すると呼吸器の上皮と免疫球蛋白の機能がダメージを受け、呼吸器感染を起こしやすくなるとのことだ。このため冬季はビタミンA、β−カロチンの豊富な食品を多く摂取することが望ましい。冬季に蓮の実、百合根、肉つき肋骨のスープ、白キクラゲのスープ、シロキクラゲの羹、鴨肉粥等の食物を摂取すると肺を保養する効果がある。 

 個人差があることから、各自の状況に照らして肺を潤すための食事を選択するとなお良い。痰が多く咳がある場合は大根を多めに摂取する。内?過多の場合は緑豆を食べることが好ましい。また百合根とクログワイは水で煮て食用しても効果がある。

 専門家はそのほかに、濃霧の日は外出をできるだけ減らし、屋外でのトレーニングと、窓を開けて風を通すことをしばらく見合わせるよう呼びかけている。特に老人、子供、呼吸器疾患を持つ人は予防に注意する必要がある。外出せざるを得ない場合はできるだけマスクを着用し、有害物質の吸入を減らす。喘息、慢性閉塞性肺疾患の患者は規則正しく服薬し、病状の悪化を防ぐ必要がある。食事は淡白なものが良く、同時に水分を多く摂取する。