Home > ニュース > 社会  >  上海のホワイトカラーたちは慢性的な痛みが多い 運動不足が発病の原因
上海のホワイトカラーたちは慢性的な痛みが多い 運動不足が発病の原因
2008年 8月 5日15:59 / 提供:
 30歳を過ぎたばかりの張さんは、2日前、目を覚ました時、自分の肩と首がすごく痛かった。仕方なく、近くの曲陽病院痛み科で診てもらった。予想外だったのは、診察の時、自分と同じ病状がある若い患者がたくさんいたことだ。副院長の婁強氏は、長時間座っている習慣で、上海の多くのホワイトカラーたちに、痛みの症状が多く発生しており、元々は年寄りの多い痛みの症状を訴える人の年齢が若くなる傾向があると指摘した。

 上海で初めて痛み科を設置した曲陽病院は、診察に来た患者を統計分析して、18595例の患者の中で、ホワイトカラーは5割を占めたという。また、首・肩・腰・足の痛み・強直性脊柱炎・慢性疲労総合症・偏頭痛。この四つの痛みの発病率が一番高く、その中で首・肩・腰・足の痛みは80%以上を占めた。

 社会調査と臨床資料で、70%の労働者は首・肩・腰・足の痛みがある。それに、発病率が年々増えている。発症者たちはどんどん若くなっていた。「この人たちは、長い時間にコンピューターの前で働いていて、ずっと良くない姿勢で働き、必要な運動が足りない。急性突発の痛みは、実は長い時間の中で蓄積され、いきなり暴発したものだ」。婁副院長の分析である。

 この病院の痛み科は、神経内科・神経外科・麻酔・回復・脊柱外科・心理科など多くの科の長所を集めているが、婁副院長は「この種類の患者に対して、もし徹底的に彼らの行動様式を改めないと、最も有効な治療手段を利用しても、長期の治療の効果が出てこない」と言う。

 今、ホワイトカラーたちの首?肩?腰?足の痛みが頻発するという現状に対し、曲陽病院は上海で初めて「ホワイトカラー痛み週末診察」を開設した。患者は1週間前にネット・電話で予約すれば、専門家の診療によって、痛みを速やかに止めると同時に、「ワーカーホリック」に痛みから逃れる方法を教える。――患者に「仕事の休み時間の体操」を教えて、痛みの発生を減少するようにさせる。

(編集:趙 晶)