Home > ニュース > 社会  > 北京鋒鋭弁護士事務所の追跡調査
北京鋒鋭弁護士事務所の追跡調査
2015年 7月 20日10:11 / 提供:中国国際放送局

 中国の国営通信社•新華社通信は18日、このほど中国の公安当局が摘発した北京鋒鋭弁護士事務所をはじめとする犯罪グループが騒ぎを起こし、司法活動や社会秩序を乱した案件の最新の調査状況を報じました。

 中国の公安当局はこのほど、騒ぎを起こし、司法活動や社会秩序を乱した疑いとして、北京鋒鋭弁護士事務所を中心とした犯罪グループを摘発し、周世鋒ら9人の弁護士と劉四新、呉淦らを法に基づいて拘束しました。

 警察側の調査によりますと、2012年7月以来、北京鋒鋭弁護士事務所の主任である周世鋒容疑者らは相次いで40件以上の案件を計画的に企て騒ぎを起こし、正常の司法活動や社会秩序を乱したということです。多くの犯罪容疑者の証言によりますと、当弁護士事務所は人々の目を引く案件を意図的に選んで受理し、知名度がそれほど大きくなければ、八方手を尽くしてその知名度を大きいものにしたということです。

 当弁護士事務所の周世鋒容疑者は当事務所を一日も早く有名なものにさせるため、所属の弁護士が弁護活動の中で違法行為に乗り出すことまでを激励し、社会の安定に大きな脅威をもたらしたと認めています。また、当弁護士事務所の一部犯罪容疑者も「無償代理」や「チャリティ代理」の名義で一部敏感的かつ話題性のある案件をよく受理しましたが、その後インターネットを利用して案件を大げさに宣伝し人々の注目を集め、そして弁護士声援の名義として募金活動を行い、募集した義捐金は殆ど個人の口座に振り込まれたということです。

 さらに、当弁護士事務所が脱税や贈賄などの疑いがあることも判明されました。周世鋒容疑者が受理した一部案件において、100万元にも上る弁護費用は彼の個人口座に入ったということです。さらに、当弁護士事務所の財務は混乱し、従業員の給与支払いなどに関して明細書がなく、個人所得税を逃れる疑いがあると見られます。

 その他、法律関係者として周世鋒容疑者は数人の女性と不正の男女関係を保っていました。たとえば交通事故で負傷した当事者を顧みず、その当事者の妻を誘惑し旅行に出かけさせ強制的にその女性と性的関係を結び、その後私生児まで生ませたということです。

 法律関係者として、弁護士は法律の秩序を自ら進んで守るべきですが、周世鋒容疑者をはじめとする北京鋒鋭弁護士事務所の弁護士らは法律の秩序を乱したことは許しがたいものです。

関連記事