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中国(上海)の観光客に桜の美しさを体験=長崎
2014年 3月 25日10:17 / 提供:
長崎県の最も有名な桜の観賞地である大村公園

 長崎県はこのところ、日本の西端にある九州エリアの長崎県が、日本の桜が最も早く開花する地区の一つであると広報し、中国(上海)の観光客に長崎へ桜の美しさを体験しましょうと呼びかけた。

 長崎県の今年の開花は3月20日、満開は3月30日頃、東京、大阪などに比べて一週間ほど早い。桜を一目見ようと、長崎旅行に来る中国人も少なくない。このため、長崎県は中国の友人達への優遇政策を数多く打ち出している。例えば、長崎で研修を実施する中国企業と団体に、経費の一部を支援したり、長崎県内での社員旅行に対して、専用の大型バスや交通費等を提供したり、長崎を視察にくる企業には連絡調整等のサポートを行う。それ以外にも、銀聯カードはあらゆるショッピングする場所で使うことができ、各観光地には中国語の紹介資料があって、中国語のできるガイドを持つ観光地もある。

 長崎県は上海と約800キロメートルで、直行便だと約90分で到着ができる中国大陸に最も近い日本であり、中国人が桜の観賞をするのに最も良い場所でもある。長崎空港は大村市にあり、大村市には大村公園がある。そこは長崎県の最も有名な桜の観賞地であり、日本のさくら名所百選にも選ばれている。

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美しい白木峰高原(諫早市)

 大村公園は大村湾に位置して、江戸時代の古城である玖島城の旧跡の上に作られている都市公園。大村桜は現地特有の桜で、日本の天然記念物に指定されている。大村桜の最大の特徴は二層の花弁で、ピンク色の花弁は共に重なり合って、色はその他の品種の桜に比べてとてもあでやかで美しい。大村桜の開花時期は通常の桜よりも遅く、このため長崎では長い間桜を観賞でき、ゆったりと心置きなく桜の美しさを楽しむことができる。

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長崎県の最も有名な桜の観賞地である大村公園

 春が長崎大村までやってくると、日本の伝統的な祭日、ひな祭りを観賞することもできる。ひな祭りは、成人の日まで女の子の健康と無事を祈り通常太陽暦の3月3日に開催し、家ではひな祭りの人形を飾り、みんなでちらし寿司を食べる。大村市のひな祭りは独特的で、陰暦に開催し、ちょうど桜の季節にひな祭りの人形を街角に置く。さらに長崎県雲仙市には特徴的な桜祭り-観櫻火宴が開催される。文字通り、これは桜と火の夜の宴で、百名以上の兜を被った武士がたいまつを手に持って、満開の桜が咲く橘公園内を行脚する。火の明かりで照らされる桜は格別に美しく、見物客はその場に身をおいて、まるでタイムスリップしているような歴史的美しさがある。

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ライトアップの灯りに照らされた夜桜と島原城

 上述以外にも、黄色い菜の花とピンク色の桜のコントラストが美しい白木峰高原(諫早市)、新緑と桜がひらひらと舞う とけん山公園(雲仙市)、ライトアップの灯りに照らされた夜桜と島原城(島原市)、日本でも鉄道マニアの聖地となっている西浦上駅(長崎市)では桜の中を青い電車が通る風景を見ることができるなど、長崎各地で他にはない特徴ある桜の景色を見ることができると言える。

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島原城

 長崎市は中国大陸に最も近い歴史文化都市で、古来より中国との密接な貿易と文化の往来があり、中国の文化の影響を深く受けている。中国要素の存在は今なお随所で感じられる。同時に、独特な地理位置により開放的な港町としてヨーロッパ文化の影響を深く受けており、異国情緒深い公園と教会が多く存在する。オペラの蝶々夫人の原型のふるさとグラバー園、大浦カトリック教会、世界新三大夜景の中の一つ長崎夜景は大変すばらしい景色。17世紀のオランダの景色と建築を再現したテーマパーク、ハウステンボスは日常を忘れさせてくれる。さらに、身も心も洗われる伊王島、九十九島などの美しい島も名残り惜しく去り難いと思わせる。

(編集:章坤良)

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