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「偽しょうゆ」、上海の日本料理店などでも使用
2013年 9月 2日16:03 / 提供:新華社


 有名ブランドを模したラベルを無断で張った質の悪い「偽しょうゆ」が上海市などで出回っていたことが分かった。上海市閔行区の警察がこのほど、区内の倉庫などから520万元(約8350万円)相当の偽の調味料などを押収した。新民晩報が伝えた。

 閔行公安分局が今年5月、消防立ち入り検査をしていた際、区内にある倉庫の管理員が常に「経営者がいない」といって検査を拒んでいることを把握。この倉庫には頻繁に添加物や製品ラベルが運び込まれていることもつかんだ。

 公安が検査に入り、上海のほか、浙江省、江蘇省、広東省、安徽省にまたがる偽調味料の製造・販売ネットワークがあることが発覚した。上海の倉庫では2012年1月以降、広東省で製造された質の悪い調味料を調達し、ブレンドした後、有名ブランドを模したラベルを張って販売していた。

 警察はこれまでに各地域で生産、保管、管理などの拠点を捜査し、計520万元相当の日本食調味料などを押収した。こうした製品が上海市内の日本料理店などでも使用されていた。