中日韓FTAの第2回交渉が上海で開幕
2013年 7月 31日9:43 / 提供:
中国、日本、韓国の3国間の自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉が30日、中国の上海市で開幕した。来月2日まで開かれる。
交渉の方式や、貨物、サービス、競争などの分野の関連議題を検討するほか、知的財産権、電子商取引などをめぐり専門家会議を行っている。
東アジア経済貿易枠組みの重要な一部として、中日韓FTAは2012年11月から始まり、今年3月にソウルで第1回交渉が行われた。第1回交渉で中日韓はFTAの枠組み構築のほか、交渉の領域や方式などについて話し合った。
FTAが締結されれば、15億人の人口と15兆ドルのGDPを持つ共同市場が形成され、世界3位の経済協力体となる。これにより中国、日本、韓国の3ヶ国のGDPはそれぞれ1.1%〜2.9%、0.1%〜0.5%、2.5%〜3.1%成長できる。
将来性に期待が高まる一方で、中日、日韓の外交関係が緊張状態にある中、今回の交渉は、実質的な議題に触れるかどうか注目されている。
(編集:章坤良)
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