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長崎県観光説明会が上海で開催
2013年 6月 27日10:51 / 提供:
共同主催の長崎県観光説明会

 長崎県を本拠地とする日中悠友旅行鰍ニ上海驢媽媽興旅国際旅行社有限公司共同主催の長崎県観光説明会がこのほど、上海で開催された。

 説明会で長崎県政府の代表も出席し、おもに長崎観光の魅力や視察価値についての説明を行い、中国企業、団体が長崎へ旅行、視察へ訪れるときの長崎県政府の一連の補助政策について詳しく解説した。

 今回、長崎県政府の中国企業、団体への一連の優待策は主に、一、企業の報奨旅行、研修旅行への補助金;二、長崎県内旅行の貸切バス代等の補助;三、企業視察地の連絡・支援等が挙げられる。補助金の対象は、長崎県内で2日以上宿泊し、宿泊人数が延べ40人以上であること、かつ長崎県へ継続的な送客が見込まれる企業や団体が実施する報奨旅行。申請企業、旅行代理店の条件により、申請できる補助金額も変化し、最大で26万円まで補助を受けることができる。長崎県内貸切バス代補助に関しては、中国東方航空の上海―長崎便を利用する団体については、長崎県内周遊に関わる費用を実費の範囲内と予算の範囲内に基づいて補助を提供。さらに、長崎へ視察へ訪れた企業に、長崎県はより便利で迅速に長崎で視察をしてもらうため、視察地探しや視察地関連者への連絡等のサービスを行う。長崎県の更なるサービスが必要な方は、直接長崎県観光振興課へ詳細を問い合わせることができる。

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挨拶する長崎県観光振興課課長柿本敏晶氏 

 長崎県観光振興課課長柿本敏晶氏は「長崎県は中国に最も近い日本です。上海から長崎まで、飛行機だとわずか90分です。長崎県は企業団体の報奨旅行にはもってこいの場所です。今回の新施策は中国の人々が長崎へ観光、視察にくるためのきっかけ作りとなります。今後、より多くの中国の皆さんが長崎へ来て、両国の観光・ビジネスなどの多くの分野で交流を促進していくことを希望します。また、各種新政策の制定を通して、中国の企業にもっともよい条件で長崎に訪問していただきたいと思います。」と表明。

  近年、国際市場への進出や先進的な技術や管理知識を学ぶために、多くの中国企業が海外へ考察、視察に出かけている。中国市場のポテンシャルは見逃すことができない。長崎は日本の最西端に位置し、上海からの距離は800km。上海から飛行機に乗ると、わずか90分で長崎に到着し、北京に行くのより近く、「中国に最も近い日本」だと言われ、企業視察のベストチョイスである。

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挨拶する上海驢媽媽興旅国際旅行社有限公司の代表

 長崎には、日本大型重工業企業の一つ三菱重工業(長崎造船)や埋め立て地と廃工場跡地を利用して建設した日本国内最大面積のテーマパーク−ハウステンボス、温泉の地熱発電を利用した小浜温泉バイナリー発電所、安心安全を理念とした長崎魚市等がある。これら「長崎技術」は世界レベルで見ても、あなどれないものばかりである。

  今年の長崎のキーワードは「近」。一衣帯水の隣人として、この「近」という字は国家間の距離ばかりでなく、両国国民の心の距離を表している。長崎県の今回の中国企業、団体への新施策は、海外からの旅行客の増加を期待する一方で、自身の資源を利用して中国企業、団体の成長の手助けをしたいと思っている。

 業界先端の技術知識以外にも、長崎県には魅力的な景色、文化、美食が存在。風光明媚な九十九島、日本で一番新しい火山「平成新山」の雄大な姿を望む仁田峠といった自然、欧州風味のハウステンボス、著名建築家・隈研吾設計の長崎県美術館、黒川紀章設計の長崎歴史文化博物館等の文化施設の見学も行うことができる。その他、雲仙で温泉に浸かったり、小浜足湯で海を眺めながら足湯を楽しんだり、長崎ちゃんぽん、長崎鮮魚、卓袱料理を味わったりなど、見学以外の時間も十分に満足することができる。なお、長崎の美景は、多くの映画やテレビのロケ地として採用されていることでも有名だ。大沢たかお主演の「仁」、福山雅治主演の「龍馬伝」、高倉健主演の「あなたへ」等々の映画ドラマはいずれも長崎で撮影されたものである。

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抽選活動を行う主催者

 上海の100近くの企業代表が説明会に出席した。6月下旬には、長崎県の新施策補助を受けるある企業の関係者約40名が長崎へ5日間の視察観光へ訪れる。

(編集:章坤良)

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