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上海が、中国初の米・小麦粉流通の追跡のテスト
2012年 6月 18日16:36 / 提供:

 上海市糧食局副局長の王建忠氏がこのほど、『新聞晨報』記者の独占インタビューに応じて、上海は中国初の米、小麦粉の流通追跡を行い、テスト範囲を決めて、「第12次5カ年計画」期間に、糧食の追跡可能の要求も提出した。

 現在、上海で販売される米と小麦粉は包装され、規格化されている。このため追跡可能な流通に有利な条件を作った。販売の書類で、関係情報が入れられた後、市民は米と小麦粉を購入してから、問題が起きたら、最初に生産源を調べることができる。米と小麦粉の流通追跡は始めただけだが、今後はより多くの糧食に流通段階の追跡を実施し、さらにすべてのプロセスの追跡を実施すると考えている。

 今年、上海は3カ所の糧食卸売市場と104カ所の基準化市場で追跡を行い、光明米業、北大荒米業、良友集団という三つの米のメーカーで、すべてのプロセスの追跡のテストを行う計画だ。「第12次5カ年計画」期間で、上海糧食卸売市場、ほとんどの基準化市場で、メーカーから食卓までの追跡を実施し、光明米業、北大荒米業、良友集団が生産した米の全過程の追跡を実施する。また、「第12次5カ年計画」期間で、上海市は糧食卸売市場、ほとんどの基準化市場で、食用植物油の追跡を推進する。

 光明米業傘下の海豊、躍進などの米業者は、すでに中高級米の質の追跡のテストを行っている。現在、海豊、躍進など米業者は中高級米の生産の前、仕入れをした種をパソコンに記録した。生産段階に入った後、施肥、農薬を使用した日付、品種、使用量などの重要な生産段階も一々記録する。スーパー、専売店に入った後、生産地、供給業者、ブランド、単価などのすべての重要情報はパソコンに入れられ、種の源、農薬と化学肥料の使用状況、流通プロセスなどの一部の重要情報は、米業会社のパソコンのデータベースに残る。現在、政府部門の支援で、この3社は情報システムのハードウェアの建設を行っている。テストを行った糧食卸売市場で、政府部門はハードウェアシステムの建設を終了した後、市場でのすべての販売業者はカードで経営し、カードに生産地、供給業者、ブランド、数量、単価などの情報が掲載しなければならないと要求した。市民は米を購入してから、領収書などが入手できる。同書類によって、販売業者が問題のある米の源を調べることができる。

(編集:曹 俊)

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