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上海の都市情報ガイドで、日本語を増加させるべき
2011年 5月 6日10:01 / 提供:

  「ニハオ」「シェシェ」など簡単な中国語しかできない外国人観光客に対して、空港から出て上海の旅を始める時から、都市の公共場所で提供する情報ガイド?標識を通じて、基本的な衣食住行を実現できるか?

  「それはこの外国人がどの国から来たかによる」と、上海外国語大学外国語戦略研究センターの趙蓉暉教授はこのほど、ある科学研究科目を完成した。ここ1年間で、趙教授は上海の年公共情報ガイドシステムを深く調査した。その結果によると、上海市公共サービス分野の外国語の種類は英語を重視し、日本語と韓国語が少ないという特徴を持つ。だが、関係部門が提供する外国人観光客数のデータによると、英語国家からの観光客数の総数は、日本ひとつの国からの観光客数を下回った。

  趙教授が研究する都市公共情報ガイドシステムは、実は公共場所に設置する各種の情報ガイドのサービスを提供する標識と看板ということだ。それは都市の出入口の交通とサービスガイドシステム、市内交通の情報ガイドシステム、市内公共サービス、エンターテインメント、商務施設のガイドシステムという三つのレベルがある。

  趙教授の調査結果によると、虹橋空港、浦東空港、上海駅、上海南駅、長距離バスステーションなどレベル1の公共情報ガイドシステムで、外国語情報量が最も多いのは空港で、79.5%となり、次は駅で62%だ。長距離バスの外国語情報量は最低で、43%しかない。

  タクシー、バス、地下鉄、フェリー、道路標識などレベル2の公共情報ガイドシステムで、地下鉄の外国語サービスがベストで、外国語の情報量が70%を占めた。バスの方は比較的に良くない。

  一部のメーン観光スポットで、外国語の情報量も良かったり悪かったりする。豫園は外国人が必ず行くところだが、外国語の情報量は66.7%しかない。徐家匯地区の外国語情報量は最高で89%だ。南京東路地区は70%、陸家嘴地区は60%だった。

  ホテル、デパートなどレベル3の公共情報ガイドシステムについて、外国語のサービスが比較的に良い。上海市の外国語サービスの割合は65.3%を占めた。だが、今回、サンプリングとしたところは、外国人が上海に着いてから、よく行くところのため、65.3%という結果は、上海市の本当の外国語情報量より高い。

  だが、公共場所の外国語情報を収集すると、趙教授はほとんどが英語の情報で、日本語、朝鮮語、フランス語の情報が少ないと感嘆した。しかし、上海市統計局が提供するデータによると、2005〜2009年、上海に常住する外国人のうち、日本人と韓国人は最も多く、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど英語国家の総人数は日本人より少し多く、ドイツ人とフランス人の総人数も上位9位に入った。2009年に上海に到着した外国人観光客のうち、上位9位は、日本、アメリカ、ドイツ、シンガポール、イギリス、フランス、オーストラリア、カナダ、イタリアだ。注目すべきなのは、英語国家からの観光客数は日本ひとつの国からの人数より少ない。

  「英語の情報が多いのは、英語という国際的な言葉として合っているが、言語の分布から見れば、上海市が使用する外国語の種類は現状に合っていない」と、趙教授は述べた。

  また、公共場所の英語情報の質から見ると、間違いと英語らしsくない英語の表現が存在している。

  そして、趙教授は「国際化都市の言語環境を優良化するために、上海はいろいろな仕事をしなければならない。特に、協調と基準の作成に、多くの仕事がついていく必要はある」と提言した。

(編集:曹 俊)

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