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日本料理というのは料理の方法=上海レストラン業界協会長
2011年 4月 27日10:54 / 提供:

  放射能漏れの影響で、3月中旬以来、上海の日本料理店の売上は3〜5割減少した。日本からの輸入と関係ないと表明した日本料理店は、信頼危機に出合った。上海レストラン業界協会長の陳紅軍氏は、このほど開いた日本料理店座談会で、「日本料理は料理の方法で、日本の食材を採用することではない。それを間違って認識する消費者が少なくない。上海にとって、500店以上の日本料理店が仕入れる食材は、90%以上が日本からではない」と語った。

  料理店の持ち主によると、刺身の売れ行きが最も悪いが、影響のないのは鉄板焼きと焼き物だ。一番屋の責任者は、放射能漏れで影響の最も大きなものは刺身で、売上が50%下がったと述べた。虹橋迎賓館における「暁」和風料理店の責任者も、売上が4割ほど減少したと語った。だが、影響のないのは鉄板焼きと焼き物で、売上が増加した店もある。そして、日本料理店の責任者は危機緩和のために、鉄板焼きと焼き物の割合を増やすと考えていると話した。

  なお、日本料理店の食材は約9割が日本からではない。サーモンはノルウェーから、サバ、サンマ、ウニは北朝鮮か韓国から、タイは大連からだ。実は日本から輸入する食材を採用している日本料理店は極めて少なく、一部の高級料理店だけだ。1人当たり食べ飲み放題の168元、198元、さらに200元程度の日本料理店は、日本からの食材をぜんぜん使っている可能性がないという。

(編集:曹 俊)

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