「危機後の経済構造調整と金融変革」を題する上海陸家嘴フォーラムが25日から26日にかけて浦東で開催される。同フォーラムは、上海市政府と一行三会（中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、中国保険監督管理委員会）が共催するもので、中国証券監督委員会主席の尚福林氏と上海市長の韓正氏が順番に当番主席を勤めている。

　これに先立ち、中国銀行業監督管理委員会（銀監会）の楊少俊・弁公室（事務所）副主任は23日、上海市政府が開いた陸家嘴フォーラムの記者会見で、「銀監会は、銀行が地方政府融資プラットフォームの貸付を徹底調査し、これを基礎とし銀監会は抜き取り検査を行うことを取り決めた。国務院の要求に基づき、年内に調査を終える予定」と述べた。

　同日、中国証券監督管理委員会の王建軍・弁公室副主任は「まもなく創設する国際板は米ドルでなく、人民元での値決めとなる」と述べた。上場する海外企業の要求があれば、監督管理部門は調達資金を外貨に換えることも考慮するが、監督管理部門に用途を説明する必要があるという。

（編集：章坤良　イラスト：東方ネット）