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上海は3機のヘリの使用を開始 空中パトロールと犯罪追跡(写真)
2008年 11月 10日15:50 / 提供:

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写真説明:1996年に発売されてから、ヨーロッパヘリコプター社は、すでに全世界に530機のEC135を販売

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    東方ネット10日付ニュース:『東方早報』の報道によると、ヨーロッパヘリコプター社がこのほど明らかにしたところによると、空中パトロール・捜査・犯人追跡に用いるヘリコプター3機が、今年の年末に上海公安局に渡されるという。小型で高性能、最速の巡航速度が250キロメートル/時間を超える以外、間もなく上海に登場するヘリコプターは、騒音が低い特性を持つという。

    上海市公安局がこのヘリコプター3機を予約した際、上海市警務航空隊は積極的に建設を計画していた。これは、上海の空中警務と救助能力が本質的に高まることを意味している。

    ボディーが小さい、スピードが速い

    ヨーロッパヘリコプター社によると、近く上海市公安局に受け渡すヘリコプターは、EC135が2機、EC155が1機である。この二つのタイプは、主に空中パトロール、空中捜査と犯罪追跡に使われる。医療救急、ビル火災救命などの市政府の要請による飛行任務も遂行できるという。

    EC135は「小さいリス」というシリーズの軽量双発ヘリコプターである。ボディーが小さく、機内の空間が大きいため、このタイプのヘリは、多くの国と地域で、都市の安全パトロール任務に使われている。1996年の発売以来、ヨーロッパヘリコプター社は、すでに全世界に530機のEC135を販売している。広東省公安庁もこのタイプのヘリを選用した。

    EC135に比べ、EC155の体積は少し大きく、スピードはさらに速いという。その上、EC155ヘリコプターは、主に日中と夜間の沿岸捜索と救援任務や、特に山の上とか高層ビルが密集しているところでの任務に当たれるという。

    我が国のヘリコプターの数には限りがある

    都市管理の有効な道具として、ヘリコプターはすでに世界各国の大都市であまねく使われている。土地が広く・地形が複雑・自然災害が起きやすい我が国にとって、民間と準軍用のヘリコプターは大きな作用を発揮している。

    ヨーロッパヘリコプター社は、中国が2015年まで約300機のヘリコプターを必要とする、と見ている。2020年から2025年までも、この必要機数は1000台を超えるかもしれないと予想している。しかし、現在、国内の民間ヘリコプターは、まだ200機しかない。

型番

EC135

荷重量

乗客7人とパイロット1〜2人

最大巡航スピード

最大巡航スピード は254キロメートル/時間

特徴

同等級で最も静かなヘリコプターで、特徴を生かして追跡・捜査任務を実行し、対象に発見されにくい。市民にも迷惑をかけることもない。

型番   

EC155

荷重量

二名パイロットと13名乗客

最大巡航スピード

最大巡航スピード は265キロメートル/時間

特徴

機内に地形提示スクリーン、警告システムと衛星電話がある。警務用以外、捜査救援、医療救急などの任務に当たれる。

(編集:毛玉潔)