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万科が上海の値下げの流れを起こす 元宵節に5%割引
2008年 2月 4日13:30 / 提供:

  3日明らかになったところによると、万科(000002)支社の上海万科不動産有限会社は元宵節(21日)に支社の一部の物件を中心に、割引セールを実施するとのことだ。今回の割引幅は5%にも達するという。万科が広州と深?で促進販売を実施した後、初めて同じ手段でセールスを行うことにしたもの。万科が上海で主催した促進販売の中で、今回のセールに一番力を入れたそうだ。

  上海万科の関係者によると、今回のセールスは春節期間中、「ひいき客へのプレゼント」を目的としたイベントであるため、「値下げ」とは言えないという。今回のイベントは持続的なもので、今年から毎年これに似た促進販売を催す予定だ。

  今回、万科は一部の住宅を集めて、促進販売を進展させる。これらの住宅価格の割引幅は、同社の2007年以来最大となるということだ。万科は元宵節(21日)当日に、すべての物件を、集中的に同一の場所で契約する予定だ。そこで契約する顧客には、0.5割引の特恵を与える。

  昨年末、万科は広州と深?で大規模な値下げセールを実施した。万科は先頭を切って、上海の住宅値下げの流れを起こした。昨年末、万科は広州と深?で、率先して値下げをした。昨年12月9日に、広州康王路にある万科金色康苑は販売を開始した。2時間も経たないうちに、初期販売のC棟156ヶ所のマンションは売り切れとなった。売り上げは2.1億元を超えた。販売が閑散としていた広州の不動産市場では、突然、久しぶりの人気が現れてきた。これは、万科の販売価格がそれまでの値段よりはるかに低いからだった。今年1月24日に、成都蜀都大道にある「万科魅力の城」4期のエレベーター付住宅は、2007年12月より前の価格は6000元/平方メートル以上だったが、現在ははるかに低くなって、販売センターでのオファー値が4500−4600元/平方メートルとなった。この2カ月間に、同一ビルの住宅価格の値下げ幅は30%近い。

  万科取締役会長の王石氏の話によると、万科ビルの値下げ販売は、万科が繰り上げて不動産市場に対応するモデル戦略の一つである。会社は市場の発展傾向に基づいて、戦略を調整した。土地市場が過熱した時、会社は土地購入スピードを緩めた。市場調整を実施した後、万科は素早く一部の都市で、マンション販売価格を調整して、周辺の同類のマンションより10%−15%低い水準に値下げしたという。

  しかし、上海では、万科ビル販売価格はずっと何の変わりもなかった。現在、上海で万科所有の7棟のマンションがあるが、住宅購入一括払いセールスイベントを催している。イベント期間中、価格は1%−2%オフになって、5日まで実施する見込みだ。このイベントと比べ、今回の万科の「春節プレゼント」販売促進は、かなり有力なもので、上海万科にとっても下げ幅が相当なものである。

  万科の推測によると、不動産市場の調整はまだ続くかもしれないという。住宅は社会性のある商品で、政府政策の目標は中低所得家庭の住宅問題の解決と調和社会の維持を中心としている。安定した経済の全体的な発展と金融の安全も政策の目標に入った。これらの目標が実現しない限り、調整とコントロールは停まらない、というのが王氏の見解である。

                                                                      ( 実習編集 王琳)