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上海理工大学学生が、林流『日本舞踊』を観賞
2015年 8月 20日11:17 / 提供:

林流『日本舞踊』

  中央大学学員会中国留学生支部主催、東方ネット海外経済文化センター、アジア太平洋協力会協賛の上海理工大学学生訪日ツアー一行が8月22日まで訪日する。

  その間、訪日ツアー一行は東京にある池浦正勝氏(ニューロビングループ, 代表取締役)の自宅で林流『日本舞踊』を観賞し、大きな拍手を送り、歓声を上げた。 

  池浦氏は日本文化交流センターの最高顧問でもあり、日中間若者の交流に私財を投じ、自分創業の経験談を学生達に伝えながら、成功の裏に「感性」と言う二文字をいかに現代情報社会に持ちこたえられる重要性を語った。

 

  林流は1925年、林きむ子により創立された。きむ子は古典舞踊に力を注ぐばかりでなく、こどもが踊るのにふさわしく、かつ芸術的に優れた数多くの童謡舞踊作品を作った。これらの作品は現代に あってもなお新鮮さに溢れ、「親子で楽しむ日本の踊り」など様々な発表の場で好評を得ている。

 

 林流日本舞踊研究所の指導である林芙紗枝氏の紹介によると、現在、こどもたちを取り巻く環境は、物質的な豊かさばかりが優先され、精神面でのゆとりに欠ける状況にあると考えられている。このような社会情勢にある今こそ、こどもたちに優れた芸術文化に触れる機会を与え心豊かな人間性を育むことこそ大切なことと考える。きむ子を継いで二代目家元を継承した娘の林一枝は、さらに精力的な舞踊活動を繰り広げることにより、古典及び林流独自の作品の伝承に努めた。  


(編集:章坤良 写真:何偉銘)

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