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新シルクロード経済ベルト:新疆は戦略後方から戦略前線へと変更 ウルムチ
2014年 7月 2日11:09 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京7月1日】今日、中国と中央アジア各国は東西を横断し、欧州とアジアを結ぶ古代シルクロードを基盤に、新シルクロード経済ベルト建設を積極的に検討しつつある。新シルクロード経済ベルト建設は、中国新彊の従来型中央アジア協力版図の末端を起点に、これまでの戦略後方から戦略前線へと配置変更し、中国の西部開放ペースを加速させる。

 シルクロード経済ベルトの中国境内沿線省区市と比較し、新疆の地理的優位性はより顕著で、近隣8カ国及び地域内に計29の対外通口岸(通関地点)を設置している。このうち、国家一類口岸は17カ所、二類口岸は12カ所。近年、上海VW、三一重工、陝汽集団及び東風汽車などの中国の大手自動車装備メーカーが相次いで新彊に進出し、これを契機に中央 西アジア及び欧州市場へと放射状に広がっている。

 「自動車メーカーの西部進出」ブームは中国製造業の中西部への移転の縮図と言える。近年、世界経済の成長スピードが鈍化し、需要が持続的に減少する中、中国東部沿海の在来産業であった製造業は、中西部地区へと徐々に重心を移している。VWが昨年、新彊で生産した一台目の自動車がオフラインした時点から、VWの新彊新工場は車体、塗装、組立などの完成車生産技術を導入し、年産能力は5万台、投資総額は20億元に達した。

 新疆ウイグル自治区政府関係者は、次のように表明した。新疆は地理的条件と人文などの優位性を十分に発揮し、全方位的に開放を強化し、シルクロード経済ベルト建設の主力軍及び前列に構える兵としての役割を担うように努力しなければならない。地域性交通枢軸センター、地域性商業貿易物流センター、地域性金融センターの建設などの内容を含め「五つのセンター、三つの基地、一つの通路」を建設する。

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