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上海の一般航空機は僅か99機、北京などより遥かに遅れ
2014年 4月 11日16:51 / 提供:

F1レース場で空中パトロールのヘリコプター

 飛行の審査プロセスが複雑で、空域が少ない、運航コストが高いため、パトロール、空中広告などに使われるGA((General aviation)一般航空機の発展は制約されている。このほど発表された報告によると、上海は僅か99機があるだけで、7位にランキングされ、四川、広東、北京などの地より遥かに遅れているという。

 一般航空機とは軍事航空と定期航空路線を除いた航空の総称である。中国民航資源網、中国航空輸送協会が5日、『中国一般航空発展報告』を発表した。

 同報告によると、2013年までに、中国は1654機の一般航空機を保有し、そのうちトップ3位は四川の268機、広東の203機、北京の165機である。上海は僅か99機で、7位だった。しかし、中国の一般航空機臨時着陸スポットは僅か2.98カ所、/10万km2で、国際平均水準より遥かに低いと指摘された。

 中国民航大学の校長、中国航空輸送協会委員会主任の呉桐水氏は、国家と地方政府は一般航空業の発展を制限している。例えば、国産一般機が少なく、輸入機の税金は高くて、25トン以下航空機は25.85%だと紹介した。

 空域の少ない上海では、一般航空機会社がヘリコプター観光を計画したが、許可がなかなか下りなかった。無人機の配達業務も中止された。現在、業務は飛行士の育成、電力パトロール、新聞撮影、空中広告、空中パトロールに集中している。

(編集:兪静斐)

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