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「経済青書」、中国経済の中高速成長は続く
2013年 12月 11日10:01 / 提供:中国国際放送局

 中国社会科学院文獻出版社が10日に発刊した「経済青書」は、2013年から2014年まで、中国経済は引き続き安定を保ちながら成長し、品質と効率の向上を目指す中高速の成長が続くと同時に、改革開放と構造調整の歩みも速まっていくとしている。

 『2014年中国の経済情勢への分析と予測』と言うテーマのこの「青書」は、「2013年、中国経済は安定を保ちながらも好転の勢いがみられた。このうち、第三次産業の付加価値の増加率は第二次産業を上回るだろう。物価は穏やかな上昇傾向を保っており、国内の労働力市場には構造的変化が生じ、農村部住民の1人当たり純収入の伸び幅は都市部住民の所得増加を上回るだろう」という見方を示している。

 さらに、「中国は2014年も引き続き積極的な財政政策を実施し、構造的な減税政策の健全化、債務構造の最適化、それに財政資金の使用効率の向上を図っていく。同時に、安定した通貨政策の実施を通じて、通貨や貸付の適切な増加を保ち、金融資源の配置最適化を図り、金利の自由化を一層押し進め、人民元為替の基本的安定を保っていく」としている。

 その上で、「中国経済は超高度成長から中高速成長の段階に移行し、今後は全社会の固定資産の年間成長率は徐々に下落していくだろう。2014年、中国は引き続き内需拡大とイノベーション駆動型の戦略的措置を実施し、合理的な投資成長を保ち、内需の拡大、産業技術のイノベーションを促していく」と書いている。

 「青書」はさらに、2014年の中国GDP成長率は約7.5%で、経済成長は引き続き安定した発展を保ち、合理的な範囲内で動いていくという見解を示している。

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