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中国中銀、金利の市場化改革を一層推進する姿勢を表明
2013年 10月 1日10:24 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京9月30日】中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策員会の2013年第3四半期定例会議が先般開かれた。会議では、引き続き穏健な金融政策を実施すると同時に、政策の的確性、協調性の強化に力を入れること、金利の市場化改革をより一層推し進め、引き続き人民元為替レート形成メカニズム改革を推進することが提起された。中国証券報が伝えた。

 会議では以下のことが強調された。国際及び国内の経済 金融の最新情勢と国際資本の流動状況の変化を注視し、マクロ経済政策の安定性と持続性の維持という全体的な方針に従い、引き続き穏健な金融政策を実施すると共に、政策の的確性と協調性の強化に力を入れる。適時適切な事前調整 微調整を行い、安定した成長、構造調整、改革の促進、リスク防止の的確なバランスをしっかり見極める必要がある。金融資源配置の合理化に力をいれ、既存貸付と新規貸付の効率を最大限に発揮することで、経済のモデルチェンジ グレードアップを促進するための安定した金融環境と資金需給状況を形成し、実体経済の発展をより強力に支える。金利の市場化改革をより一層推進するにあたり、資源配置において、市場メカニズムがより効果的な役割を果たせるよう努める。引き続き人民元為替レート形成メカニズム改革を推進し、人民元相場を合理的且つバランスの取れた水準で安定させる。

 会議は現在の国内外の経済 金融情勢を分析し、「中国の経済 金融情勢は全体的に安定しており、物価変動傾向もおおむね安定しているものの、直面している難問や課題も少なくない。世界経済はやや好転に向かっているが、複雑な情勢が依然続いている」との見方を示した。

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