国際銀行間通信協会(SWIFT）が24日発表したデータによると、今年6月、世界の決済ランキングリストにおける人民元の順位が、タイのバーツとノルウェーのクローネを追い抜き、13番目から11番目になった。

　「ウォール・ストリート・ジャーナル」は中国語ウェブサイトで、「人民元は世界の十大決済通貨になる目標に向けて、また一歩を進めた」と評価している。

　現在、人民元が世界の決済に占める割合は0.87％となり、過去最高を記録した。9番目と10番目の通貨はそれぞれ、シンガポール・ドルとスウェーデン・クローナだ。

　米ドルやユーロなどの主要通貨と比べて、人民元はまだ大きな差があるが、上位10に進出することは人民元にとって依然として重要な一里塚だとされている。