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フォーブスの世界企業2千社 中国企業は136社
2012年 4月 20日14:49 / 提供:人民網日本語版
 米国誌「フォーブス」は18日(現地時間)、最新の世界企業上位2千社ランキングを発表した。中国企業は136社がランク入りし、国別ランク入り企業数で米国、日本に次ぐ3位となり、利益は世界トップだった。上位10社をみると、中国工商銀行が5位、中国石油天然気集団公司が7位に入っている。「新京報」が伝えた。

 このランキングは各企業の売上高、利益、資産、時価総額などの各種指標を総合的に評価検討して作成されたものだ。

 ▽中国企業数は世界3位

 工商銀行は昨年は上位25位以内にも入らなかったが、今年は5位に躍進した。売上高は826億ドル、時価総額は2374億ドルだ。昨年6位だった中国石油は、今回は1つ順位を下げて7位になった。

 「フォーブス」中国語版の周建工編集長によると、ランク入りした企業のほとんどを国有企業が占めており、四大銀行、二大石油企業、複数の電力会社がいずれも上位に入った。次いで多かったのは、宝鋼集団有限公司、上海汽車集団株式有限公司、神華集団といった大型の国有企業だ。

 同誌の評価によると、中国は大型銀行に「誘導」されて、ランク入りする企業がますます増え、米国や日本との距離がどんどん縮まっているという。今年は15社が初めてランク入りして総数は136社に達し、アジア・太平洋地域で2位、世界全体で3位となった。周編集長は、中国企業がこれほどのスピードでランク入り企業数を伸ばしているのは、主にここ数年の間、中国企業の新規株式公開(IPO)の件数の多さと企業自身の好調な発展ぶりの影響によるものだと説明する。

 ▽米国企業がトップ3を独占

 今回のランキングをみると、前回に続いて米国企業が258社と最も多くランク入りした。2位は日本の145社。上位3社はすべて米国企業が占め、エクソンモービルが総合評価でトップに立ち、前回トップのJPモルガン・チェーンは今回は2位で、3位にはゼネラル・エレクトリック(GE)が入った。

 アジア・太平洋地域のランク入り企業数は昨年より32社増加して733社に達し、地域別で5年連続のトップとなった。

 

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