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金融危機はフォーブス富豪に「重傷」を負わせ 400人が約1兆元減少
2008年 11月 1日10:20 / 提供:

 「2008フォーブス富豪トップ100」に引き続き、30日「フォーブス」中国語版もその年度ランキング――2008フォーブス中国富豪ランキングを発表した。金融危機に影響され、富豪資産が平均45%以上減少したことを明らかにした。そして、フォーブス誌も30日、2008富豪トップ20位上場会社の富豪財政減少情況を発表した。フォーブス誌は、世界金融危機のため、トップ20富豪の資産は、短期的に1315億元減少したと発表した。

劉永行氏が新たなトップ 

 ランキングでは、飼料とアルミニウム業の有力者・東方希望集団の劉永行氏が204億元の個人資産で、新たな「中国富豪トップ」になり、個人資産は昨年より23.2%の増えたという。 

 昨年のトップ・碧桂園の筆頭株主の楊恵妍氏は、順位が落ちて第3位になり、鵬潤投資の黄光裕氏が第2位になった。

富豪の資産が大幅減 

 順位データによると、今年になってからのA株市場の下落幅は60%以上、H株市場の下落幅は50%以上だった。計400人の富豪がランク入りし、条件は12.2億元で、資産総額11744億元、平均財力29.4億元という。一方、昨年の条件は15億元で、資産総額21577億元;平均財力54億元で、400人の富豪の総財力は45%以上下落したことが明らかになった。

フォーブス誌が、財力減少と富豪ランキングを発表 

 このランキングでは、金融危機の影響で、フォーブスの「富豪トップ100」のトップ20位の上場会社を持っている富豪の財力は計1315億元減少したことを明らかにした。 

 データによると、10月28日まで、トップ20位の上場会社を持っている富豪の財力は計1315億元の減少で、平均50.47%の減だった。中信泰富の栄智健氏の財力は85%の減少、玖龍紙業の張茵氏は83%で、2位の合生創展の朱孟依氏と尚徳太陽能の施正栄氏は、同じく72%の減少で第3位という。

 そのほか、トップ20富豪の中では、美的集団の何享健氏、Meters・bonweの周成建氏の減少が最も小さく、18%と21%という。                        

(編集:兪静斐)